Because, she is still the Queen...Pattie Smith | 天文航路

天文航路

ホロスコープの天頂(天職の位置)にイマジネーションの惑星、海王星が輝くのに現実は土星のリアリズムがどっしりのギガ級の日々・・・。

パティ・スミス・・・1946年12月30日 シカゴ生まれの山羊座。

月は誕生時間不明の為、魚座と推測。


この月の推測もあまり根拠がなく、牡羊座だって考えられるのだが、

彼女の場合は、あの声の気質と歌い方から、何となく魚座に設定。


山羊座の太陽にほぼ重なっているのが、山羊座の火星。

これは、山羊座の”社会と繋がっていたい安心感・保守性”が、

火星の持つ、”男性論理”の激しさ、衝動性とぶつかるイメージ。


人生に対して果敢に向かっていく行動力と支配欲を示唆。

そのエネルギーは、父親からの影響とも考えられる。

また、太陽・火星のコンジャンクションは衝動性故の怪我にも遭いやすい暗示。

(因みに同じ山羊座でこのアスペクトを持っているのが、北野たけし氏。)


この太陽・火星に対して、天秤座の海王星が90°のスクエア。

芸術、福祉には最適なのだが、非常に繊細な神経も持ち合わせていて、

他人から土足で心に入り込まれやすい脆さ、傷つきやすさもある。


この三惑星の関係は、

英文のなかのに関係代名詞を入れてみてどれが正解か・・・?

そのようなイメージもある。

”who”, ”whose”, ”whom”, "which”・・・

どれを文章に当てはめていけば、その文章が正しくなるのか悩むのと同じだ。

”繋がり”、”脈絡”を明確にしようと努力するのだが、

ターゲットの先が見え辛くなってしまう。


太陽・火星のストレートさ、わかりやすさを、

曖昧な海王星が幻惑させてしまうからである。


また、火星と海王星のスクエアは、


社会へのメッセンジャーであろうとする姿でもあり、

そのメッセージを、”美しいもの”、”言葉”、”カタチあるもの”として存在せようとする。

過度にロマンシズムが働き、時には、非日常的なシチュエーションを求めて、

アルコールやドラッグにも溺れやすいことも起こり得る。


山羊座の支配星である土星は獅子座にあり、

山羊座の太陽とぴったりと150°のインコンジャンクト。

ここでも、獅子座の支配星の太陽とミューチャル・レセプションになっている。

しかも、土星は冥王星とほぼコンジャンクションとなり重なっているのだから、

彼女の不屈の精神で様々な上記の海王星の誘惑から立ち直ってきたことが、

ストーリーとしても成り立つ。


そして、双子座のドラゴンヘッドが獅子座の冥王星とセクスタイル。

天秤座の海王星とは120°のトライン。

これも、彼女が個性を持って自己の魂を大衆にメッセージとして伝えることが、

今生に於いての”絶対的使命”とも言える。


ここで、また、天秤座の海王星が土星・冥王星とセクスタイルをとっているので、

明確では無いにしろ、彼女はインスピレーションとして、

”無”から”有形のもの”を生み出すエネルギーを受け取り、

彼女の”詩”、”歌”に彼女の夢、ユートピアをメッセージに乗せていくのである。


さて、感性を表す金星は蠍座にあり、

オーブ(角度の許容)を多くとれば、同じく蠍座の木星とコンジャンクション。

彼女の感性、思想のシリアスさはディープでもあり、

アンダーグランド的にも常に共感をベースに多くのファンを根強く持つことだろう。


息の長い音楽活動のなかで今でもメッセージを送り続ける人。

その女性が・・・”もう一人のパンクの女王”のパティ・スミスである。


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**追記**

海王星が効いている人です。


長くなるので、割愛しましたが、

射手座の水星、獅子座の土星ともクインタイルになっています。